AnsibleでRaspberryPi4の初期設定を自動化
はじめに
前回インストールした2つのRaspberryPiOSに初期設定を行います。仕事でAnsibleを少し触ったので勉強もかねてAnsibleで自動化してみようと思います。
AnsibleのコントローラマシンはMacを使い、MacからRaspberryPiへプロビジョニング(初期設定)を行います。設定が完了したらBerryBootでイメージ化してバックアップしておくとクリーンな環境への巻き戻しが楽になりそうです。
- はじめに
- 自動化する内容
- 環境
- RaspberryPi 側の初期設定
- Mac 側 の初期設定
- Ansible の設定
- Inventory ファイル
- Playbook ファイル
- Playbook 実行
- 途中でエラーが出た場合
- 最後に
BerryBoot で最新Raspberry Pi OSの32bit, 64bit をインストールして共存させる
前回の記事で作ったBerryBoot環境に最新のRaspberry Pi OS を入れてみます。OSイメージはSquashFS(SFS)という形式で作るようなので32bitと64bitのOSイメージをそれぞれ作ってインストールします。
- イメージダウンロード
- OSイメージファイル作成
- OSインストール
- 最後に
イメージダウンロード
Raspberry Pi本家からOSイメージをダウンロードします。 タイミングによっては時間かかります。。32bitの方はミラーサイトがあるようなのでそちらから取得するのも良さそうです。 64bit はベータ版のみのようです。
OS種類 | URL |
---|---|
32bit | https://www.raspberrypi.org/downloads/raspberry-pi-os/ |
64bit Beta | https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?t=275370 |
32bitの最新版はリリース日が2020-05-27なので今現在のRaspberry Pi ImagerでインストールされるOSと同じと思われます。zipファイルは解凍しておきます。3倍くらいのサイズになるので気長に待ちます。
$ unzip 2020-05-27-raspios-buster-armhf.zip $ unzip 2020-05-27-raspios-buster-arm64.zip続きを読む
RaspberryPi をBerryBootでマルチブート化&OSバックアップ
はじめまして、matuconです。
このブログではRaspberry PiやM5StackなどのマイコンやWeb開発の技術、ITガジェットネタを載せていこうと思います。
初投稿ではRaspberryPi4をマルチブート化とOSの巻き戻しやバックアップが簡単にできる環境を作ってみたのでこの手順を紹介します。
- BerryBootとは
- 構成
- BerryBootインストール
- 起動・初期設定
- 環境情報設定
- ストレージ設定
- OSインストール
- 実験1:ファイルの追加
- 実験2:OS巻き戻し
- 実験3:OSバックアップ
- その他
- 最後に
BerryBootとは
1台のラズパイで複数のOSを動かすマルチブーツを可能にするツールです。類似ソフトでNOOBSやPINNがありますが、どれも使いたいOSを選択するだけで勝手にインストールして使える状態にしてくれます。今回は自前のOSイメージを使いたいという思いがあり、これが出来るBerryBootを利用することにしました。
構成
デバイス | 内容 |
---|---|
Raspberry Pi 4 Model B 4GB RAM | ラズパイメイン機 |
MicroSD 8GB | ブートのみで利用するため1GB未満でもOK |
SSD 480GB | メインストレージ。いろんなOSを入れていきます。 |
裸族のお立ち台 | ラズパイ接続用 |
スイッチ付きUSB電源ケーブル | ラズパイ用の電源 |
キーボード | 普段使いのもの |
マウス | 普段使いのもの |
ディスプレイ | 普段使いのもの |
SSDは外部電源をつなげて使いたかったので裸族を使いました。以前バスパワーでSSDつなげた時に電力不足?か何かでSSDが壊れてしまったので。。(kpartx コマンドでは認識するがパーティション切ろうとするとエラーになる。。)
続きを読む